遺品整理で出てきた着物はどうする?手放す方法と残しておく着物の見分け方を解説
故人の遺品整理で、着物が出てきたらどうすればいいのでしょうか。
大切な故人の思い出が詰まった着物。
そのままにしておくのは忍びないけれど、手放すのも躊躇してしまいますよね。
この記事では、遺品整理で出てきた着物を「手放す」か「残しておく」かを判断するポイントと、手放す場合の方法を4つご紹介します。
故人の思い出を大切にしながら、整理を進めていきましょう。
□遺品整理で着物を見分ける
遺品整理で出てきた着物は、すべてを「手放す着物」と「残しておく着物」に分類しましょう。
そのためには、一枚一枚丁寧に状態を確認し、価値を見極めることが重要です。
1:遺言状に相続の記載がある着物
遺言状に相続に関する記述がある着物は、特に注意が必要です。
間違って手放してしまうと、相続トラブルに発展する可能性があります。
2:自分や家族が今後着る機会がある着物
今後、自分や家族が着用できる可能性のある着物は、残しておく価値があります。
着物のサイズやデザイン、流行など、将来的な着用可能性を考慮しましょう。
3:証紙や落款が付属した着物
証紙や落款は、着物の産地や作家を証明する印です。
これらの印がある着物は、価値が高い可能性があります。
特に、有名な作家や伝統的な技法で作られた着物には、高額な価値がつく場合もあります。
4:思い出深い着物
故人との思い出が詰まった着物、例えば、成人式の着物や結婚式で着用した着物などは、残しておく価値が高いでしょう。
思い出を形として残すことで、故人を偲ぶことができます。
□遺品整理で着物を手放す4つの方法
遺品整理で出てきた着物を手放す方法は、大きく分けて4つあります。
それぞれの特徴を理解して、最適な方法を選びましょう。
1:ゴミとして捨てる
最も手軽な方法は、ゴミとして捨てることです。
ただし、自治体によって分別方法が異なるため、事前に確認が必要です。
2:遺品整理会社に回収してもらう
遺品整理会社に依頼すれば、着物だけでなく、他の遺品もまとめて回収してもらえます。
ただし、会社によって着物の取り扱い方が異なる場合があります。
3:寄付する
着物を寄付する場合は、着物を受け入れる団体を探しましょう。
古着の回収を行っているNPO法人や、福祉施設などが受け入れ先となります。
4:買取会社に売る
着物が価値のあるものである場合は、買取会社に売却することも可能です。
着物買取会社は、インターネットで検索できます。
ただし、買取価格は、着物の状態や年代、ブランドによって大きく異なります。
□まとめ
遺品整理で出てきた着物を手放す際は、まず「手放す着物」と「残しておく着物」に分類することが大切です。
残しておく着物は、遺言状に相続の記載がある着物、自分や家族が今後着る機会がある着物、証紙や落款が付属した着物、思い出深い着物などです。
手放す場合は、ゴミとして捨てる、遺品整理会社に回収してもらう、寄付する、買取会社に売るなど、4つの方法があります。
それぞれの方法の特徴を理解して、故人の思い出を大切にしながら、適切な方法を選びましょう。
当社ではクリーンサービス会社に加えて、買取業務も手掛けております。
ぜひ買取を希望する物がございましたらお気軽にお問い合わせください。