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汚部屋になる原因は病気や障害?関係しやすい疾患6つと、ご本人・ご家族の向き合い方

目次

「何度片付けても戻ってしまう」「片付けたいのに動けない」背景には、疾患・障害が関わっていることもあります

「片付けたい気持ちはあるのに、まったく体が動かない」「何度片付けても、いつの間にか元の汚部屋に戻ってしまう」「物を捨てようとすると強い不安に襲われる」——汚部屋でお悩みのご本人やご家族からのご相談で、こうしたお話をお聞きすることはとても多くあります。

こうした状態が続いている背景には、単なる「だらしなさ」や「怠け」ではなく、ADHD・うつ病・強迫性障害・ためこみ症・認知症など、医療的なサポートが助けになる疾患・障害が関わっていることが少なくありません。「自分が悪い」「家族の責任」と決めつけてしまうと、かえってご本人もご家族も追い詰められてしまいます。

汚部屋になってしまう原因について悩む方のイメージ
疾患や障害が背景にある場合、根性論で片付けようとするほど反動が出やすくなります。原因を知り、医療と片付けの両輪で進めることが大切です。

このページでは、岐阜・愛知エリアでごみ屋敷・もの屋敷のお片付けや特殊清掃をご依頼いただいてきたアイワクリーンの視点から、汚部屋化に関わりやすい代表的な疾患・障害6つの特徴と、医療と並行して片付けを進めていくための一般的な流れ、ご家族・周囲の方が気をつけたい関わり方までをまとめました。

このページのポイント:汚部屋化に関わりやすい代表的な疾患・障害6つ(ADHD/うつ病/強迫性障害/セルフネグレクト/ためこみ症/認知症)の特徴、医療と片付けを両輪で進めるための一般的な流れ、ご家族・周囲の方が気をつけたい関わり方を、責めない言葉で整理しています。診断は専門医にしかできないため、本記事はあくまで「気づきのきっかけ」としてご参考ください。

汚部屋化に関わりやすい代表的な疾患・障害6つ

汚部屋化の背景に医療的なサポートが助けになる疾患・障害があるかどうかは、最終的には専門医にしか判断できません。ただ、ご相談現場で「やっぱり医療機関にも相談してみようと思います」とお話しいただくケースには、いくつかの共通したパターンがあります。次の表は、汚部屋化に関わりやすいと言われている代表的な疾患・障害6つをまとめたものです。

疾患・障害 汚部屋化につながりやすい主な背景
ADHD(注意欠如・多動症) 物の管理が苦手・優先順位がつけにくい・片付けの途中で気が散りやすい、などから片付けが進みにくくなることがあります。
うつ病 気力・体力の低下で日常動作が辛くなり、掃除や片付けまで手が回らない状態になりやすくなります。
強迫性障害(OCD) 「捨てたら困るかもしれない」「正しい順番でやらないと気が済まない」など、判断や手順への強い不安で動きにくくなることがあります。
セルフネグレクト ご自身の生活全般への関心が下がり、掃除・食事・健康管理など身の回りのことに手がつけられなくなる状態です。
ためこみ症(ためこみ病) 物を手放すこと自体に強い苦痛を感じ、明らかに使わない物でも処分できずに溜め込んでしまう傾向があります。
認知症 物の場所や使い方の記憶があいまいになり、整理・処分の判断が難しくなる結果、物が溜まりやすくなります。

6つの疾患・障害ごとに見る、汚部屋化に関わりやすい背景

それぞれの疾患・障害について、汚部屋化に関わりやすい背景をもう少し具体的に見ていきます。複数の要因が重なっていることも多いため、当てはまるものが1つでもあれば、医療機関への相談を選択肢に入れていただけると安心です。

汚部屋化に関わりやすい主な疾患・障害6つ

  • ADHD(注意欠如・多動症)
  • うつ病
  • 強迫性障害(OCD)
  • セルフネグレクト
  • ためこみ症(ためこみ病)
  • 認知症

ADHD(注意欠如・多動症)

ADHDの特性がある方は、物の管理・優先順位づけ・段取りといった作業が苦手な傾向があります。「片付け始めたものの、途中で別のことが気になって作業が中断される」「同じ物を何度も買ってしまう」「物の置き場所が決まらない」といったことが積み重なり、結果として汚部屋化が進みやすくなります。

ご本人が頑張って片付けようとしても、特性そのものが背景にあると、片付け方の工夫だけでは続きにくいケースもあります。専門医による診断・治療を受けながら、ご自身に合った片付け方や生活環境を整えていくことが現実的な選択肢になります。

うつ病

うつ症状がある方は、起き上がる・食事を取る・お風呂に入るといった日常動作にも大きなエネルギーが必要な状態にあります。掃除や片付けはさらにエネルギーを使う作業のため、「やらなければと思っているのに、まったく体が動かない」状態が続きやすくなります。

この状態のときに「とにかく片付けなければ」と無理をしてしまうと、症状が悪化する原因にもなりかねません。まずは医療機関への相談と十分な休息を優先し、生活環境の整備は治療と並行してゆっくり進めていくことが大切です。

強迫性障害(OCD)

強迫性障害の特性がある方は、「捨てた後で必要になるかもしれない」「順番が違うと気持ち悪い」「触ると汚れるのではないか」といった強い不安や思い込みから、片付けの判断がうまく進められないことがあります。

不安が強いほど、ご本人は何時間もかけて確認や整理を繰り返し、結果として疲弊してしまうケースも少なくありません。ご本人の中では「ちゃんとやろうとしている」状態であることが多いため、周囲が「なぜ進まないのか」と責めてしまうと、症状を悪化させてしまう可能性があります。

セルフネグレクト

セルフネグレクトは、ご自身の生活全般への関心が下がり、掃除・食事・入浴・通院といった身の回りのことに手がつけられなくなる状態のことです。ご高齢の方の独居、配偶者やペットを亡くされた直後、長引く心身の不調などをきっかけに、徐々に進行していくケースが多く見られます。

ご本人が「困っている」という自覚を持ちにくいことも多いため、ご家族・ご近所・地域包括支援センターなど周囲の方の気づきが、最初のきっかけになることが少なくありません。

ためこみ症(ためこみ病)

ためこみ症は、物を手放すこと自体に強い苦痛を感じ、明らかに使わない物でも処分できずに溜め込んでしまう状態のことを指します。「もったいない」というレベルではなく、処分しようとすると強い不安や苦痛が出てしまうのが大きな特徴です。

ご家族が良かれと思って勝手に処分してしまうと、ご本人にとっては大きなショックとなり、信頼関係が崩れてしまうこともあります。お片付けを進める際は、ご本人と相談しながら少量ずつ・段階的に進めていく必要があります。

認知症

認知症の進行に伴い、物の場所・使い方・賞味期限などの判断が難しくなると、整理や処分が進まずに物が溜まりやすくなります。同じ物を繰り返し購入してしまう、いただきもの・郵便物が開封されないまま積み重なる、冷蔵庫の中で食材が傷んだまま残っているといったサインが現れることがあります。

ご本人だけでの片付けが難しい段階では、ご家族・ケアマネジャー・地域包括支援センターと連携しながら、ご本人の負担にならない範囲で生活環境を整えていく進め方が現実的です。

「片付けられない=怠け・性格の問題」ではないと知ることが第一歩

疾患や障害が背景にある場合、ご本人の頑張りや性格の問題ではないにもかかわらず、ご自身でもご家族でも「自分が悪い」と感じてしまいがちです。「自分が悪い」と決めつけてしまうほど、動き出すエネルギーは出にくくなり、悪循環につながってしまいます。

疾患・障害が背景にあるときに、片付けが進みにくくなる主な理由

  • 片付け方の工夫だけでは特性そのものをカバーしきれず、短期間で元に戻りやすい
  • 体調や症状の波があり、進められる日と進められない日の差が大きい
  • 処分の判断や段取りそのものに、強い不安・苦痛がともなうことがある
  • ご家族から責められて、さらに動けなくなることがある

何度片付けても元に戻ってしまう・気力がまったく湧かない・物を捨てるのが苦痛で仕方ない、といった状態が続く場合は、心療内科・精神科などの医療機関への相談を選択肢に入れていただくと安心です。診断や治療と並行することで、片付けも長続きしやすくなります。

「医療機関に相談中」「ご家族として相談したい」段階でもお気軽にご相談いただけます

汚部屋・ごみ屋敷のお片付けは、ご本人だけで抱え込まず、第三者の手を借りることでぐっと動き出しやすくなります。
お写真をLINEで送っていただくだけでも進め方をご案内できますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

医療と片付け、両輪で進めるための一般的な流れ

疾患・障害が背景にある汚部屋は、医療的なサポートと生活環境の整備を「両輪」で進めると、無理なく続けやすくなります。実際にご相談いただくケースでも、次のような流れで進められている方が多くいらっしゃいます。

医療と片付けを両輪で進める一般的な4ステップ

  • 心療内科・精神科などへの相談で、現在の状態を整理する
  • 診断・治療と並行して、生活環境を少しずつ整える
  • 物量・においが気になる段階では、第三者業者を間に入れる
  • 再発を防ぐために、定期的なフォローや見直しを続ける

心療内科・精神科などへの相談で、現在の状態を整理する

「気力が湧かない」「物を捨てるのが苦痛で仕方ない」「同じ物を何度も買ってしまう」など、気になる状態が続いている場合は、まずは心療内科・精神科・かかりつけ医など、相談しやすい窓口にお話を聞いてもらうことから始まります。診断名を確定することよりも、現状を整理することが目的と考えていただいて構いません。

ご高齢の方の場合は、地域包括支援センターやケアマネジャーへの相談も入り口になります。

診断・治療と並行して、生活環境を少しずつ整える

医療機関での治療が始まったあとも、汚部屋の状態がそのままだと、症状の改善や再発防止に影響してしまうことがあります。「玄関だけ」「テーブルの上だけ」「ゴミ袋1つ分だけ」など、15〜30分で終わる範囲に区切って、ご本人の体調と相談しながら無理のない範囲で進めることが大切です。

小さな成功体験を積み重ねることで、「やればできる」という感覚が戻りやすくなります。

物量・においが気になる段階では、第三者業者を間に入れる

物量がご本人・ご家族だけでは対応しきれない量になっていたり、においや害虫が気になる段階に入っていたりする場合は、専門業者にご相談いただいたほうが負担が少なく済みます。お住まいの状態を見られることに抵抗がある場合は、お写真でのご相談・無料お見積もりからスタートすることも可能です。

アイワクリーンでも、ご本人の立ち会いが難しい場合は、ご家族のみの立ち会いでの対応や、写真とお電話・LINEでのやり取りを中心に進めるご相談を多くいただいています。

再発を防ぐために、定期的なフォローや見直しを続ける

疾患・障害が背景にある場合、一度きれいになっても、症状の波・生活リズムの乱れなどから少しずつ戻ってしまうことがあります。「月に1回、スタッフと一緒に見直す」「年に数回、業者に部分的な片付けを依頼する」といった定期的なフォローを取り入れていただくと、再発を未然に防ぎやすくなります。

ご家族・周囲の方が気をつけたい関わり方

疾患・障害が背景にあるかもしれないご本人を支えたいご家族・ご親族・パートナーの方からのご相談も多くいただきます。よかれと思って動いた結果、ご本人をかえって追い詰めてしまうケースもあるため、関わり方には少し配慮が必要です。

ご家族・周囲の方に意識していただきたい関わり方

  • 「だらしない」「だから言ったのに」と責めない
  • 勝手に物を捨てたり処分したりしない
  • 医療機関への相談を一緒に検討する
  • 第三者(業者・専門家)の力を借りることを提案する

責めない・勝手に処分しない

頭ごなしに責めたり、ご本人の留守中に物を勝手に処分したりすると、信頼関係が崩れてしまいます。ためこみ症や強迫性障害の特性がある場合、勝手に処分されたショックから症状が一気に悪化してしまうこともあるため、進め方は必ずご本人と相談しながら決めていきましょう。

医療機関への相談を一緒に検討する

「気になる状態が長く続いている」「ご本人も辛そうにしている」と感じる場合は、医療機関への相談を一緒に検討してください。ご本人がいきなり受診をためらうときは、ご家族からかかりつけ医や地域包括支援センターに相談するところから始めても構いません。

ご高齢の方の場合は、お住まいの市区町村の高齢者相談窓口・地域包括支援センターが入り口になります。若年〜中高年の方の場合は、心療内科・精神科のほか、かかりつけ内科経由での紹介状という流れも一般的です。

第三者の力を借りることを提案する

ご家族だけで抱え込まず、片付け業者・自治体の相談窓口・医療機関など、第三者の力を一緒に検討するのも有効です。「ご家族とではなく、業者となら片付けに踏み切れた」というケースも珍しくありません。アイワクリーンでも、まずはご家族からのお問い合わせ・お見積もりだけというご相談を多くいただいています。

アイワクリーンでの汚部屋・ごみ屋敷お片付けの考え方

疾患・障害が背景にある場合のご相談で意識していること

  • ご本人を「だらしない」と責めない・勝手に物を処分しない
  • 残す物・処分する物の判断は、その都度ご確認しながら進める
  • ご本人立ち会いが難しい場合は、ご家族のみの立ち会いも可能
  • 医療機関・ケアマネジャー等と並行されているケースにも配慮
  • 大型家具・家電・特殊清掃・原状回復までワンストップで対応
  • 使えるお品物は買取・リユースで作業費との相殺もご相談可
  • 岐阜県・愛知県北西部のご相談を中心に承ります

アイワクリーンは岐阜県可児市に拠点を置き、ごみ屋敷・もの屋敷のお片付け、遺品整理、特殊清掃、原状回復までをワンストップでお手伝いしています。「ご本人が受診中で立ち会いが難しい」「ご家族として何とかしたいけれど、ご本人を傷つけたくない」といったご事情にも、できる限り配慮した進め方をご提案いたします。

汚部屋に住み続けてしまう心理面については汚部屋に住み続ける心理とは?片付けが進まない方の特徴と、抜け出すためのヒントを解説、ごみ屋敷状態の全体像と進め方はゴミ屋敷とは?放置リスク・片付け方・業者依頼の流れ、片付けをスムーズに進めるコツはゴミ屋敷の片付けをスムーズに行うコツもあわせてご参照ください。

ご相談前のチェックリスト

お問い合わせ前にご確認いただけるとスムーズです

  • 対象のお家の種別(戸建て/マンション/賃貸)と間取り
  • ご相談の主な内容(片付け/ごみ屋敷/買取/特殊清掃/原状回復など)
  • お急ぎの事情(退去日・立会い可能日・ご家族の事情など)
  • ご本人立ち会いの可否(ご家族のみの立ち会いも可)
  • 残したい物・買取をご希望のお品物の有無
  • 医療機関・ケアマネジャー等と連携が必要かどうか(参考情報として)

お写真を数枚LINEで送っていただけるだけでも、より具体的なご提案が可能です。
ご本人ではなくご家族からのご相談・代理お見積もりにも対応しておりますので、お気軽にお声がけください。
※本ページは医療的な診断や治療を提供するものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関への相談をご検討ください。

スタッフコメント

スタッフコメント
疾患や障害が背景にあるかもしれないご相談では、「家族にも責められて、もう自分でも分からなくなった」「本人は受診を嫌がっていて、家族としてどうしたらいいか分からない」とお話しくださる方がとても多くいらっしゃいます。

私たちは、ご本人を責めることや、勝手に物を処分することは絶対にいたしません。残したい物・手放したい物の判断はその都度ご相談しながら進めますし、ご本人の立ち会いが難しい場合は、ご家族のみの立ち会いでも対応可能です。医療機関やケアマネジャー様と並行されているケースについても、進め方を相談させていただきます。

ごみ屋敷・もの屋敷状態のお片付けや特殊清掃、賃貸の原状回復までワンストップでお手伝いできますので、まずは現状のお写真をLINEで1枚送っていただくところから、お気軽にご相談ください。

まとめ

汚部屋化の背景には、ADHD・うつ病・強迫性障害・セルフネグレクト・ためこみ症・認知症など、医療的なサポートが助けになる疾患・障害が関わっていることが少なくありません。「片付けられない=怠け・性格の問題」と決めつけてしまうほど、ご本人もご家族も追い詰められ、動き出すエネルギーが出にくくなってしまいます。

気になる状態が続いている場合は、心療内科・精神科・かかりつけ医・地域包括支援センターなど相談しやすい窓口にお話を聞いてもらうところから始め、医療と片付けを両輪でゆっくり進めていくことが大切です。ご家族・周囲の方は、責めずに寄り添う姿勢と、必要に応じて医療機関や第三者業者と一緒に進める選択肢を持っていただけると、ご本人にとって大きな支えになります。

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