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後悔しない老後のマンション選びをするには?ポイントをご紹介!

老後生活に合わせて住まいを見直すことを考えている方も多いのではないでしょうか。今住んでいる家に住み続けるか、別の場所に引っ越すか悩みどころですよね。住み替える場合、大きな決断となるでしょう。老後の住まいの選択肢として人気の1つがマンションです。この記事では、老後にマンションに住み替えを行う場合に、後悔しないためのポイントを紹介します。

 

◆老後の住まい選びの重要性

引っ越しの負担が大きい

引っ越しは身体的にも精神的にも負担が大きく、それは高齢者の場合より顕著になります。できるだけ引っ越しは少なく済ませたいと考える方がほとんどでしょう。そのため、後悔せず住み続けられる場所を選ぶことが重要です。金銭面の負担も大きいので、自分に合った住まい選びは非常に大切です。

 

身体機能に合った住まい選びが必要

加齢に伴い身体能力は低下していきます。住んでいる場所が、階段が多かったりバリアフリーでなかったりすると、毎日の負担が大きくなります。快適な生活を送るには、身体への負担が少ない住まい選びが重要です。

 

介護を受ける可能性を考慮する

今は問題なくとも、将来的には介護が必要になることもあります。住まい選びの際には、介護を受けるための環境が整っているか考慮しなければなりません。

 

 

◆老後の住まいの選択肢

老後の住まいとして、選択肢がいくつかあります。自身の希望する生活や経済的な状況に合った住まいを選びましょう。

 

持ち家に住み続ける

  1. 新たな資金が不要: 既に持ち家がある場合、老後もそのまま住み続けることができます。持ち家はローンの返済が終わっていれば、新たな購入資金や家賃の負担が無いため、経済的に余裕ができます。
  2. 住環境の整備が必要: 持ち家の場合、高齢者が生活する上で必要な環境が整っているとは限りません。バリアフリー対応など、住環境の整備が必要な場合があります。

 

マンションを購入し住み替える

  1. 自分に合った環境を選べる: 新たにマンションを購入する場合、自身にあった環境を選ぶことができます。マンションは、駅近など立地が良い場合が多く、エレベーターなどの設備も整っているため、高齢者の体への負担を軽減できます。高齢者向けに作られたマンションもあります。
  2. まとまった資金が必要: マンションを購入するには、まず頭金や手付金を用意しなければなりません。また、高齢である場合、住宅ローンの審査も厳しいため、ある程度の自己資金が必要です。

 

賃貸物件に入居する

  1. 自由度が高い: 賃貸物件は、初期費用が少なく、簡単な手続きで住むことができます。物件数も多く、自分に合った住まいを探すことができます。
  2. 継続的な家賃の支払い: 住み続ける限り家賃の支払いが必要です。老後の収入を踏まえた家賃の物件を選ぶ必要があります。

 

 

◆マンション購入の経済的側面

マンションを購入する場合、マンション自体はもちろん、それ以外にもかかる費用があります。貯蓄や老後の収入を算出し、無理なく支払いができるか検証しましょう。

 

住宅ローンの返済期間

  1. 自己資金の確認: 預金や退職金を合わせてどのくらい自己資金を投入できるかを計算しましょう。頭金を増やすほど住宅ローンの借り入れを減らすことができます。
  2. 返済期間の設定: 退職後は収入が大きく減る場合が多いです。退職後の返済期間が長いとその間の負担が大きくなってしまいます。月々の返済額と返済期間を考え、なるべく負担が減るように設定しましょう。

 

マンションの維持費

マンションには住んでいる間、管理費や修繕積立金などの維持費がかかります。購入費用以外の負担があることを念頭に置き、老後の資金計画を行いましょう。

 

その他の出費の考慮

  1. 手数料の考慮: マンション購入時は、契約手数料や登記費用、引越し費用などの出費もあります。見積もりを取り、金額を確認しておきましょう。
  2. 住宅以外の出費の確認: 将来的にリフォームや介護用家具の購入をする可能性もあります。予備費用を確保しておくと安心です。
  3. 追加サービスの費用: 高齢者付きのサービス付きマンションの場合、将来的にサービスを受ける事になった時の費用も考慮しておきましょう。せっかく便利なサービスがあっても、金銭的に利用が難しいと意味がありません。

 

 

◆物件選びのポイント

マンションを選ぶ際は、ただ気に入ったからとすぐ決めることはせず、老後に暮らすことを想像して検討しましょう。以下にいくつかポイントを紹介します。

 

適切な部屋の選定

  1. 間取り: 間取りは、生活スタイルに合ったものを選ぶことが重要です。例えば、家族を呼びたい場合は来客用の部屋を用意し、室内で趣味を楽しみたい場合はそのためのスペースを確保しましょう。ただし、使わないのに部屋数だけ多い状態だと掃除や管理の負担がかかるので注意が必要です。
  2. バリアフリー環境: 老後生活に備えて、バリアフリー環境が整っているかの確認は欠かせません。段差や手摺りの有無を確認し、安全で快適に過ごせるかイメージしてみましょう。

 

立地と周辺環境のチェック

  1. 立地: 物件を選ぶ際、立地は重要です。医療機関やスーパーマーケットなどの施設が近くにあるか確認しましょう。
  2. 交通アクセス: 老後は公共交通機関での移動が多くなります。近くに駅やバス停があるかを確認しましょう。家族が遊びに来る際にも便利です。
  3. 周辺環境: 周辺環境も重要です。公園や趣味を楽しめる施設があると老後生活の充実に繋がります。

 

バリアフリーの環境と設備の確認

  1. 共有設備: マンションには共用施設があります。車椅子を使うことになった時に備え、対応可能なエントランスやエレベーターがあるかどうかを確認しておきましょう。
  2. 提供サービス: サービス付きマンションの場合、内容や料金を確認して下さい。シニア向け分譲マンションであれば、高齢者向けのサービスが充実しています。

 

 

◆一戸建てとマンションの比較

持ち家がある場合、そのまま住むかマンションへ住み替えるか悩む方も多いと思います。ここでは一戸建てとマンションのメリットとデメリットを紹介します。

 

一戸建てのメリットとデメリット

メリット: 一戸建ては改装やリフォームが行いやすいです。生活に不自由を感じた際、自由に間取りや内装をカスタマイズできる魅力があります。また、一戸建ては敷地全体が自分の物になるため、広いスペースや庭を活用して、趣味やガーデニング等を楽しむことができます。

デメリット: 一戸建ては、維持や修繕の費用が必要です。また、年を取った際にバリアフリー化などの改修が必要になる場合もあります。

 

マンションのメリットとデメリット

メリット:マンションはエレベーターなどの共用施設が充実しており、セキュリティもしっかりしています。住み替える場合は最初から、高齢者に適したマンションを選ぶことで、老後生活の身体的負担を軽くできます。

デメリット: 住み替える場合、高額な費用が掛かります。購入費以外にもマンションには管理費や共益費が発生し、毎月支払わなければなりません。複数の住民がいるため、同じ建物内で住民同士のトラブルが発生する可能性もあります。

 

 

◆まとめ:老後の快適なマンション生活を実現するために

老後計画にあったマンション選び

  1. 希望する生活とのマッチ度: 仕事を引退し、自由な時間が増える老後生活。老後はどのように過ごしたいか、何をやりたいかを考え、それにあったマンションを選びましょう。
  2. 家族との交流: 老後生活で家族との交流を大切にしたい場合は、家族が遊びに来ても快適に過ごせる間取りや、交通アクセスの良いマンションを選びましょう。

 

無理の無い資金計画

マンション購入には資金計画が重要です。無理のない範囲で購入物件を検討し、将来的な物価上昇も踏まえた生活費や医療費なども考慮しておきましょう。

 

高齢者に合った住宅選び

マンションは持ち家のように、リフォームやリノベーションを簡単に行えません。年を取っても暮らしやすい環境であるかをイメージしながら物件を選びましょう。

 

住み替えは人生の中でも大きなイベントです。お金も労力もかかります。快適な老後生活を送るために、マンション選びは慎重に行いましょう。