汚部屋になる原因は病気や障害の可能性もある?対処法・改善策も解説
汚部屋化する原因は、人によって様々です。単純に仕事などで忙しく、掃除をする時間がない場合もあれば、ストレスなど心理的な問題が原因であるケースもあります。汚部屋から脱出してキレイな部屋を保つためには、原因をしっかりと把握して、問題に合わせた対処法をとることが大切です。そこで本記事では、汚部屋になってしまう原因と対処法をご紹介します。
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汚部屋化する原因と対処法
汚部屋になってしまう主な原因には以下の4つが挙げられます。それぞれの対処法も合わせて解説します。
- 掃除をする時間・モチベーションがない
- 掃除の習慣がない
- ストレスが溜まっている
- ADHD・うつ病・認知症などの疾患を抱えている
掃除をする時間・モチベーションがない
仕事や家事が忙しく、片付けや掃除をする余裕がない人は、汚部屋化しやすい傾向があります。たまに時間に余裕ができても、溜まった疲れによってゴミを捨てたり物を片付けたりする気力が湧かず、そのまま放置してしまいがちです。その結果、汚部屋の状況が悪化してしまうのです。
対処法
忙しくて掃除をする時間やモチベーションが湧かないという人は、1日に10~15分程度、掃除をする時間を作りましょう。短時間の片付けでも、毎日行うことで少しづつ汚部屋をキレイにできます。
掃除の習慣がない
人の習慣は育った家庭が大きく関係しています。両親や祖父母が掃除が苦手で、物が散らかっていたり、掃除が行き届いていなかったりした家で育った人は、掃除をする習慣がないため汚部屋化しがちです。また、部屋が汚くても気にしないので、そもそも汚部屋である自覚がないケースもあります。
対処法
このタイプの人は、掃除や片付けの習慣を身に付けていくことが大切です。習慣はすぐに身に付くものではありません。キッチンやトイレなどを使った際は「ついで掃除」を心がける、ゴミは放置せずにすぐに捨てるなど、簡単にできる掃除を毎日続けること意識しましょう。
また、汚部屋であるという感覚がない人は、客観的な意見を得ることで汚部屋を自覚し、片付けの意識を持てる場合があります。人を部屋に招く、汚部屋のセルフチェックを行うといった方法で、まずは自分の部屋の状態を把握しましょう。
ストレスが溜まっている
過度のストレスも、汚部屋化する原因のひとつです。ストレスによって心に負担がかかると、回復に時間を要するため、掃除に充てられる時間がなくなってしまうのです。また、ストレスを発散させようと、大量の物を買い込んだり、衝動買いしたりすることで、部屋に物が溜まって汚部屋化してしまうケースもあります。
対処法
ストレスによって掃除や片付けができない場合は、ストレスの原因を解消する必要があります。仕事や人間関係に問題があれば、見直してみましょう。完全に取り除くことが難しい場合は、好きなものを食べる、親しい人との会話を楽しむなど、自分に合ったストレス解消法を取り入れてみてください。
ADHD・うつ病・認知症などの疾患を抱えている
ADHDやうつ病などの疾患が原因で、汚部屋化してしまう人も少なくありません。汚部屋の原因として考えられる病気には、以下が挙げられます。
- ADHD(注意欠陥・多動症)
- うつ病
- 強迫性障害
- セルフネグレクト
- ためこみ病
- 認知症
対処法
掃除をする気力が全く湧かなかったり、何度掃除をしても汚部屋になってしまったりする場合は、疾患が隠れている可能性があります。病気の疑いがあれば、まずは心療内科など専門の医療機関に相談してみましょう。
汚部屋の改善は原因に合わせた対処法が大切
汚部屋の原因は様々で、合わない方法で改善を試みても、上手くいかなかったり、すぐにリバウンドしてしまったりする可能性が高いです。汚部屋を片付けてキレイな状態を保つためには、原因を特定することから始めましょう。