故人の写真の整理と処分法について解説します!
故人の写真を残すか、それとも処分するか。
大切なのは、遺された私たちが、故人への想いをどのように形にするかということです。
物を大切にする一方で、故人の写真をどのように整理・処分すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、故人の写真を適切に保管する方法と処分方法について、具体的な手段を解説します。
□故人の写真を綺麗に保管する方法
故人の写真を残したい場合、どのように保管するのが良いのでしょうか。
ここでは、アルバムへの保管とデジタルデータ化という2つの方法について解説します。
1:アルバムに保管
アルバムに保管する方法は、写真を見返す際に、その時の状況や感情を鮮明に思い出せるというメリットがあります。
また、デジタルデータと比べて、物理的な存在として故人の写真を感じられるという点も魅力です。
しかし、保管環境によっては、写真にカビが生えたり、色あせたりする可能性もあるため、注意が必要です。
2:デジタルデータ化して保管
デジタルデータ化は、保管場所を取らない、写真が劣化しない、家族や親族と写真を共有しやすいなどのメリットがあります。
いつでもプリントアウトできるのも、大きな利点です。
デジタルデータ化には、スマホアプリや専門会社を利用する方法があります。
2-1:スマホアプリでデジタルデータ化
スマホアプリを使ってデジタルデータ化する方法では、Googleフォトなどの無料アプリを利用できます。
アプリの画面フレーム内に写真を収め、シャッターボタンを押すだけで、写真をスキャン・データ保存できます。
手軽に始められる反面、写真の枚数が多い場合は、1枚ずつ手作業でスキャンする必要があるため、時間がかかるというデメリットがあります。
2-2:専門会社でデジタルデータ化
専門会社に依頼すると、写真やアルバムを預けるだけで、綺麗に短時間でデータ化してくれます。
古くなった紙の写真も、プロの技術で綺麗にデータ化することが可能です。
ただし、費用がかかる点は考慮が必要です。
□故人の写真を適切に処分する方法
故人の写真を処分する際は、ゴミとして捨てるか、供養するか、どちらかを選ぶ必要があります。
1:ゴミとして処分する
写真やアルバムは、可燃ごみとして処分できます。
顔が見られたくない場合は、破いたり、シュレッダーにかけたりしてから、新聞紙などにくるんで捨てると安心です。
2:供養する
写真やアルバムをゴミとして捨てることに抵抗がある場合は、供養することを検討しましょう。
供養には、神社仏閣に持ち込んでお焚き上げしてもらう方法と、自分で供養する方法があります。
2-1:神社仏閣で供養する
お焚き上げは、故人の写真やアルバムを火葬し、供養する方法です。
費用は、写真の量によって異なりますが、お寺や神社に事前に確認が必要です。
2-2:自分で供養する
自分で供養する場合は、白い紙か白い布に写真を置き、手を合わせ「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えます。
その後、お清めの塩をまいて、紙か布で写真やアルバムをくるみ、袋に入れて手放します。
□まとめ
故人の写真を残すか、処分するかは、遺された私たちが故人への想いをどのように形にするかによって決まります。
故人の写真を適切に保管する方法としては、アルバムへの保管やデジタルデータ化があります。
処分する場合は、ゴミとして捨てるか、供養するかを決め、それぞれの方法に沿って適切な手順を踏むことが大切です。
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