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石油ストーブの片付け方:次の冬も安心して使うための完全ガイド

石油ストーブは冬の強い味方ですが、シーズンが終わったら適切に保管することが大切です。

正しい手順でお手入れをすれば、来シーズンも安心して使うことができるでしょう。

ここでは、石油ストーブを安全に長持ちさせるための片付け方と、メーカーから学ぶ正しい保管方法をご紹介します。

 

□安全に長持ちさせるための石油ストーブのしまい方

 

シーズン後の石油ストーブを安全に保管するには、いくつかの手順を踏む必要があります。

適切な方法で灯油を抜き取り、しんのお手入れを行うことで、来シーズンも安心して使用できます。

 

1:固定タンク・給油タンク内の灯油を抜き取る

まずは、対震自動消火装置を作動させ、しん調節つまみが「スピード消火位置」に戻っていることを確認します。

次に、燃焼筒と給油タンクを取り出し、枠(キャビネット)をはずします。

オイルピンを取り出したら、固定タンク内の灯油やごみを給油ポンプやスポイトで抜き取ります。

水やごみを残したまま保管すると、さびや穴あきの原因になるので注意が必要です。

 

2:しんの点検・手入れ(から焼き)を行う

しんに付着したタールやカーボンを取り除くため、点火して約10分間燃焼させます。

この「から焼き」と呼ばれる作業は、必ず屋外で行ってください。

燃焼後、しんが下がっていることを確認し、しんの先端を平らに整えましょう。

 

3:乾電池を取りはずし、ホコリをきれいに拭き取る

電池の液漏れを防ぐため、必ず乾電池を取りはずします。

本体や燃焼筒、反射板のホコリを拭き取り、きれいに掃除をしておきましょう。

 

4:包装箱に入れて乾燥した場所に保管する

片付けが終わったら、できれば購入時の包装箱に入れて保管します。

直射日光の当たらない乾燥した場所に水平に置いてください。

ガレージや倉庫など、雨風の影響を受けにくい場所がおすすめです。

 

 

□コロナから学ぶ:正しい石油ストーブの片付け方

 

石油ストーブメーカーのコロナは、シーズン終了時の正しい片付け方を公開しています。

灯油を入れたままにすると、夏の高温で変質・劣化し、器具を痛める原因になるため注意が必要です。

 

1:灯油タンク内の灯油を抜き取る

固定タンクと別置きタンクの両方から、給油ポンプやスポイトを使って灯油を抜き取ります。

灯油の処分は、購入した販売店に相談するのがよいでしょう。

 

2:しんの点検とお手入れを行う

しんを最大まで上げ、燃焼筒をはずして目視点検します。

汚れがひどい場合は、しんの先端を平らにそろえてから、屋外でから焼きを行います。

 

3:乾電池をはずし、ホコリを拭き取る

電池ボックスから乾電池を取り出し、本体のホコリをきれいに拭き取ります。

操作部カバーを閉じ、しん調節つまみが下がっていることを確認します。

 

4:ポリ袋に入れるか、箱に収納する

ボディカバーをかけたり、ポリ袋に入れて埃を防ぎます。

オリジナルの箱が手元にある場合は、箱に入れて保管するのが理想的です。

 

 

□まとめ

 

石油ストーブを来シーズンも安全に使うためには、適切な片付けが不可欠です。

オフシーズンの保管前には、灯油を完全に抜き取り、しんのお手入れを行うことが大切です。

また、乾電池を外してホコリを除去し、湿気の少ない場所で保管するのがポイントです。

メーカーの指示に従って手順を踏めば、長年にわたって石油ストーブを使い続けられるでしょう。

安全で効果的な保管方法を実践し、冬の暖房を快適に楽しみましょう。