ゴミ屋敷で害虫が発生する本当の理由｜現場が教える正しい対処法

ゴミ屋敷で「ゴキブリ・コバエ・ネズミ」が発生するのは珍しいことではありません。ですが、害虫の発生理由は単純であり、原因となるものを取り除くだけでも状況は大きく変わります。

この記事では、アイワクリーンの現場経験から、害虫が発生する本当の理由・最初にやるべき対処・注意点をまとめています。

1. 害虫が発生する最大の原因は「臭いの元（有機物）」

害虫のほとんどは「食べ物・排泄物・湿気」を求めて集まります。特に以下のようなものが長期間放置されていると、繁殖の温床になります。

• 生ゴミ・食品の残り
• 尿入りペットボトル
• 濡れた布団・衣類
• 腐敗した食べ物の汁が染みた袋

【現場スタッフのコメント】
生ゴミと尿入りペットボトルは特にゴキブリとハエが寄ってきます。
布団に体液が染みているパターンも多く、これもかなりの臭いの原因になります。

臭いの原因物を外に出すだけでも、室内の空気が落ち着き始めます。ただし、完全に消えるわけではなく、壁紙・床・衣類に染み付いた匂いが残ることもあります。

2. 特に遭遇率が高い害虫は「ゴキブリ」と「ネズミ」

ゴミ屋敷では次の害虫が特に多いです。

● ゴキブリ

食品や排泄物があると、短期間で大量発生します。

● ネズミ

現場での遭遇率も高く、ゴミ袋や衣類を齧るため、残しておきたいものがダメになるリスクがあります。

【現場スタッフのコメント】
ネズミは出るとほぼ全部齧られます。売れるはずのものも売れず、再利用も難しくなります。
早めの対応がかなり重要です。

3. 臭いの原因物を撤去すると改善し始めるが限界もある

ゴミ屋敷の匂いは荷物そのものが発生源になっている場合が多いため、まずは以下のものを優先して外へ出します。

• 生ゴミ・腐敗物
• 排泄物（ペットボトル含む）
• 体液が染みた布団・衣類

これらを搬出すると「部屋の空気が軽くなる」のは確かですが、

• 壁紙に染みついた匂い
• 床材に染み込んだ臭気
• 家具に移った臭い

などは専門的な脱臭・オゾン処理・リフォームが必要になるケースがあります。

4. 片付け業者が対応できる範囲・できない範囲

片付け業者が行うのは、基本的に以下の範囲です。

• 家財の搬出
• 仕分け
• 簡易清掃

その後の脱臭・特殊清掃・リフォームは、別の専門領域になるため、事前に対応範囲を確認しておくことが大切です。

【現場スタッフのコメント】
片付け業者がすべてワンストップでやる場合もありますが、
どこまで対応してくれるか事前確認しておくと後のトラブルを防げます。

5. ゴミ屋敷の害虫に困ったら、早めの対応が最善

害虫問題は放置しても改善しません。特にネズミは家具・衣類を齧り、ゴキブリは爆発的に繁殖するため、なるべく早い相談が安全です。

岐阜・愛知でゴミ屋敷の片付け・害虫問題でお困りであれば、アイワクリーンにお気軽にご相談ください。