古い・壊れた家電はどうやって処分する?方法をご紹介!
毎日の生活を支える家電。破損や経年劣化による買い替えなどの理由で手放したいタイミングが来ると思います。家電は大きな物も多く処分には手間がかかります。また、処分方法が定められている家電もあり注意が必要です。この記事では、家電の処分方法について紹介します。
◆家電を手放すタイミング
家電を手放すタイミングは様々ですが、以下のような時には処分を検討しましょう。
故障したとき
家電が故障した際、修理が難しい場合は処分しましょう。壊れた家電を無理に使い続けると発火や漏電などの恐れがあり危険です。
寿命が近い時
家電には寿命があります。一般的に大型家電の寿命は10年程度と言われています。メーカーの保証年数が近づいている場合、新しい家電への買い替えを検討しましょう。壊れる前に買い替える事で、安いタイミングで購入できたり、機能を吟味したりすることができます。
引っ越しに合わせた買い替え
引っ越しを機に、新しい家電の購入を検討する方も多いと思います。新居やこれからの暮らしを考えた時に今の家電が合わない場合、引っ越しに合わせて買い替えを行いましょう。
◆法律に基づく家電処分のルール
一部の大型家電や小型家電は処分時のルールがあります。ここでは家電リサイクル法の対象となる家電の項目や処分方法を紹介します。
家電リサイクル法
- 家電リサイクル法とは: 特定の家庭用機器廃棄物の材料や部品をリサイクルすることで、廃棄物を減らし、資源を有効活用するための法律です。
- 対象品目: 対象となるのは家電4品目と言われる、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機です。家電により処分料金が異なります。
- 処分方法: 買い替えの場合は、購入店にて引き取りをしてもらえることが多いです。その他の場合は自治体によって引き取り方法が異なるため、お住まいの地域の回収方法を確認しましょう。粗大ごみとして回収、指定場所への持ち込むという方法が多いです。
小型家電リサイクル法
- 小型家電リサイクル法とは: 廃棄される小型家電には、鉄やレアメタルといった有用な金属が含まれています。これらの資源をリサイクルするためにできた法律です。
- 対象品目: 先ほどの家電4品目を除いたほとんどの家電が大量になっています。例えば、パソコン、レンジ、掃除機、カメラなどが対象になります。回収品目は自治体や回収してくれる家電量販店によって異なるため確認しましょう。
- 処分方法: 市町村や家電量販店での回収を行っています。市町村での回収方法や回収場所はお住まいの地域によって異なるので調べましょう。大手家電量販店の場合は店頭回収していることが多いので、従業員の方に尋ねてみて下さい。
◆家電のリユース
機能やサイズが合わなくなり、まだ使えるけれど手放したい家電もあると思います。そういった家電は廃棄せずに、リユースを検討しましょう。ゴミを減らし、資源を大切にすることは環境にも良いです。
使ってくれる人への譲渡
- 知人に譲る: 親戚や知人の中に手放したい家電を欲しいと思っている人がいたら譲りましょう。事前に状態を確認してもらった方がトラブルを避けるためには賢明です。
- 寄付: 家電の寄付を募っている団体もあります。対象になっているかを確認し、連絡をしてみましょう。寄付をすることで必要な人の元に届き、社会貢献にも繋がります。
リサイクルショップやフリマアプリでの売却
- リサイクルショップ: リサイクルショップに持ち込むことで買い取ってもらえることがあります。製造から何年以内など買取りの条件が決まっていることが多いので、事前に確認しましょう。
- フリマサイト: フリマサイトでの販売も一つの手です。手間はかかりますが、リサイクルショップより高値で売れる事が多いです。古い家電もアンティークとして欲しい人がいる場合もあります。トラブルを避けるために、しっかりと状態の写真を載せ、詳細を記載しましょう。
買い取り業者への依頼
手放したい家電が多かったり、大きくて運べなかったりする場合、出張買い取りを行っている業者に依頼する方法もあります。自宅まで査定に来てくれるため、運ぶ手間がかかりません。
◆ゴミとしての処分
修理不可や、引き取り手が見つからないという状況では、ゴミとして処分することになります。ここでは家電をゴミとして処分する際の方法を紹介します。
自治体による回収
- 粗大ごみ: 自治体が定めた粗大ごみに該当するものは、指定日に回収してもらうことができます。自治体によって事前申し込みや処分費用が必要な場合があるため、事前に自分の住んでいる地域のルールを確認しましょう。
- 可燃・不燃ごみ: 一部の家電は分解して、可燃ごみと不燃ごみとして出すこともできます。しかし、手間がかかり怪我のリスクもあるので慣れていない方にはお勧めしません。
ゴミ処理場への持ち込み
まとめていくつかの家電を処分したいという時にはゴミ処理場へ持ち込む方法もあります。自治体ごとに持ち込み時のルールや料金は変わりますので、事前に確認しましょう。
家電の引き取りサービスを利用
大手量販店や家電メーカーでは新しく家電を購入する際に、古い家電を引き取るサービスを提供しています。処分と同時に購入も行う場合こちらのサービスを活用しましょう。購入前に引き取りの対象かを確認することを忘れないで下さい。
不用品回収業者を利用
処分したい家電が多く、自身での持ち込みも難しい場合は不用品回収業者に依頼する方法もあります。まずは回収してほしい品目を伝え、見積もりを貰いましょう。引っ越し前に処分したいけれど、ゴミ回収日のタイミングが合わないという時でも、すぐ対応してくれる業者もあります。
◆家電処分の注意点
家電処分は以下のポイントに注意して行いましょう。
悪質な回収業者に注意
- 「無料回収」を強調: チラシや電話、放送などで「無料」と大々的に宣伝している場合は必要です。粗大ゴミなどは、処分する際に費用がかかるものが多く、無料で回収をしても業者の利益がでません。無料と謳っていても、いざお願いすると料金を請求してくる可能性があります。
- 問い合わせ先が特定できない: 会社の電話番号や所在地を明記していない回収業者もいます。違法な営業をしていることが周囲に知られないように所在を明らかにしていない悪質業者もいるため注意しましょう。
- 無許可で営業: 不用品回収を行うには、一般廃棄物収集運搬業の許可を自治体から貰う必要があります。許可を受けた業者は、回収する車に許可番号を表示しなければなりません。許可番号が無いのに不用品の回収をしている場合、違法業者の可能性が高いです。
安全で法的に適切な処分を行う
家電リサイクル法の対象の家電は適切な方法で処分するように気を付けましょう。また、その他の家電も廃棄の際は電池を抜き、破損している場合は回収者が怪我をしないようにその旨を明記しましょう。
◆まとめ:古い家電の責任ある処分
家電処分における責任
古い家電を適切に処分することは、購入者の責任です。処分方法が決まっているものはルールに従い、資源の有効活用に繋げましょう。
持続可能な方法の選択
要らなくなったから捨てる、という前にリユースできないか調べてみましょう。古くなっていても壊れていなければ欲しい人がいるかもしれません。捨てるより手間がかかる場合もありますが、なるべく廃棄物を減らし、地球環境を守りましょう。
家電を購入した以上いつかは手放す時が来ます。家電の種類や状態によって処分の仕方は異なるため、適切な方法を調べてみましょう。
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