特殊清掃の費用相場は?料金の内訳・費用が変動する要因・業者選びのポイントを解説
特殊清掃の費用について、はじめて調べる方へ
「特殊清掃って、いったいいくらかかるの?」「見積もりを取る前に、だいたいの目安だけでも知っておきたい」「業者によって金額がバラバラで、どこに頼めばいいのか分からない」——特殊清掃の費用を調べ始めると、こうした疑問が次々と出てきます。
結論からお伝えすると、特殊清掃には一応の「目安」はあるものの、お部屋の間取り・放置期間・お部屋の状態などによって料金が大きく変動するため、厳密な意味での「相場」はありません。金額だけを見て業者を決めてしまうと、必要な作業が端折られていたり、逆に相場より高い金額を請求されたりといったトラブルにつながることもあります。
このページでは、岐阜・愛知エリアで特殊清掃・遺品整理・ごみ屋敷片付けをワンストップでお受けしているアイワクリーンの視点から、特殊清掃の費用の考え方・料金の内訳・費用が高くなりやすいケース・業者選びのポイントまでを整理しました。

このページのポイント:特殊清掃の費用が決まる仕組み、間取り別の料金目安、作業別の料金目安、費用が高くなりやすいケース、費用を抑えるためにできること、業者選びで確認したい4つのポイントをやさしい言葉で整理しています。
特殊清掃の費用は「一律の相場」では決まらない
特殊清掃の費用は、一般的な清掃やハウスクリーニングのように「○畳あたり△円」と一律に決まるものではありません。お部屋ごとに、必要な作業の種類と量が大きく変わるためです。
たとえば、発見までの期間が短く、消臭・消毒と簡易清掃だけで済む現場もあれば、長期間放置されており体液が床や壁の内部まで浸透しているケース、害虫が大量発生しているケース、ごみ屋敷状態で大量の残置物撤去が必要なケースなど、お部屋の状態によって必要な工程はまったく異なります。
そのため、どこかのウェブサイトで紹介されている金額だけを見て「このお部屋もこのくらいで済むはず」と判断してしまうと、実際の現場とずれが生じやすくなります。正確な金額は、現地で間取り・お部屋の状態・搬出経路などを確認したうえでなければお出しできないとお考えいただくのが、結果としてご納得感のあるご依頼につながります。
特殊清掃がどのようなケースで必要になるか、依頼の流れ全体については、特殊清掃が必要なケース・費用相場・依頼の流れもあわせてご参照ください。
間取り別の料金目安
あくまで目安として、一般的にご案内されることの多い間取り別の料金帯を整理しました。実際のご費用は、お部屋の状態・必要な作業の組み合わせで変わりますので、「だいたいの幅」としてご覧ください。
| 間取り | 料金目安 |
|---|---|
| 1R・1K | 10万円前後〜 |
| 1DK・2K | 18万円前後〜 |
| 1LDK・2DK | 24万円前後〜 |
| 2LDK・3DK | 35万円前後〜 |
| 3LDK・4DK | 60万円前後〜 |
| 4LDK・5DK以上 | 78万円前後〜 |
上記はあくまで「基本的な特殊清掃一式」を想定した目安で、広い間取りほど作業人数・作業日数・処分物の量が増えるため費用も大きくなります。ごみ屋敷状態や遺品整理・原状回復工事が加わる場合は、この目安より高くなることが一般的です。
作業別の料金目安
特殊清掃の見積書は、「一式いくら」ではなく、必要な作業を積み上げて金額を算出するのが一般的です。どのような作業項目があるのか、代表的な内容を目安金額とあわせてご紹介します。
| 作業内容 | 料金目安 |
|---|---|
| 血液・体液の除去 | 5万円前後〜 |
| 基本消臭 | 1.8万円前後〜 |
| オゾン脱臭(1日あたり) | 5万円前後〜 |
| 消毒・除菌 | 2万円前後〜 |
| 建具の撤去(1枚) | 5千円前後〜 |
| 畳の撤去(1枚) | 5千円前後〜 |
| 汚物の撤去 | 2万円前後〜 |
| 害虫駆除 | 1万円前後〜 |
使用する薬剤・機械・技術が業者ごとに異なるため、作業1つあたりの単価にも差が出ます。金額だけを比較するのではなく、その金額に「どの作業がどこまで含まれているか」まで含めて確認いただくのが、比較のポイントです。
特殊清掃の主な作業内容
見積書にどのような項目が並ぶかを知っておくと、金額の妥当性を判断しやすくなります。特殊清掃で行われる主な作業は、大きく次の5つに分けられます。
特殊清掃で行われる主な作業
- 消臭・消毒(専用薬剤・オゾン脱臭機)
- 害虫・害獣の駆除
- 汚染物質の除去
- 遺品整理・不用品回収(買取)
- 原状回復工事
消臭・消毒
死臭や腐敗臭は非常に強く、マンションやアパートでは隣室・上下階にまで臭気が届くこともあります。一般の芳香剤・消臭剤では根本的な解決が難しく、専用の薬剤と専用機(オゾン脱臭機など)を使って、臭いの原因そのものを除去していきます。
孤独死の現場やごみ屋敷では、目に見えないウイルス・細菌・カビが広がっていることも多く、消毒を合わせて行うことで感染症のリスクを下げることができます。特殊清掃における「消臭」は、原状回復後にまたその空間で生活できる状態を取り戻すための、中心となる工程です。
害虫・害獣の駆除
特殊清掃の現場では、ハエ・ゴキブリ・ダニ・ノミ・ネズミなどが大量に発生しているケースが少なくありません。放置しておくと健康被害や近隣への拡散にもつながるため、目に見える範囲だけでなく、隙間や壁裏まで含めた駆除が必要です。
害虫は小さく隠れる場所も多いため、一般の殺虫剤だけではなかなか完全な駆除ができません。特殊清掃をご依頼いただく場合、害虫駆除も作業工程の一部として組み込んで進めていきます。
汚染物質の除去
特殊清掃の現場には、カビ・細菌・揮発性の有機化合物・大量のほこり/ごみなど、さまざまな汚染物質が混在しています。いずれも感染症や健康被害につながりやすいため、防護具・専用薬剤・専門知識を備えた業者でなければ安全に処理することができません。
ご家族・ご自身だけで対応しようとすると、作業者側の健康を損なうリスクが非常に高くなります。「臭いがきつい」「見るからに普通ではない状態」と感じた時点で、無理をせず業者にご相談いただくのが安全です。
遺品整理・不用品回収(買取)
特殊清掃の現場では、清掃と同時に、残されたお品物の仕分け・処分・買取が必要になるケースが多くあります。長期間放置されたお部屋では、家具・家電・衣類・書類などに臭いや汚れが染みついていることも珍しくありません。
特殊清掃と遺品整理を別々の業者に分けて依頼することも可能ですが、やり取りが二重になり、日程・費用ともに負担が増えてしまいます。両方をワンストップで対応できる業者であれば、形見として残したい物の扱いや、処分が難しい物の供養・買取まで、一度のお見積もりで整理を進められます。
原状回復工事
遺体の体液や腐敗汚水が、フローリング・畳・壁・その奥の下地やコンクリートまで染み込んでいる場合、清掃だけでは臭気・汚れを取り切れません。この場合は、床材・壁材などを部分的に張り替える「原状回復工事」が必要になります。
賃貸物件では大家さまや管理会社さまから原状回復を求められることも多く、特殊清掃とセットで見積もりを取っておくと、退去・返還までの流れがスムーズに進みます。
「いくらかかるか分からず不安」という段階でもご相談可能です
特殊清掃は、ご相談前の不安が一番大きいとお聞きします。
お部屋のお写真をLINEで数枚送っていただくだけでも、ざっくりとしたご費用感をお伝えできる場合があります。お急ぎの方にも可能な限り柔軟に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
特殊清掃の費用が高くなりやすいケース
同じ間取りでも、お部屋の状態によって費用が大きく変わります。とくに次のような条件が重なる現場では、料金が高くなりやすい傾向があります。
費用が上がりやすい主な要因
- 発見までのお時間が長く、腐敗・汚染が進んでいる
- ごみ屋敷状態で、残置物の量が非常に多い
- 害虫・害獣が大量に発生している
- マンション高層階でエレベーターが使えない/搬出経路が狭い
- 近隣にトラックを停められる場所がない
- 原状回復工事(床・壁の張り替えなど)が必要
発見まで時間が経過している
発見までの期間が長くなるほど、体液・血液が床・壁・下地に染み込み、臭いも強く残留します。通常よりも強力な消毒・消臭が必要になるほか、複数日にわたるオゾン脱臭や、床材・壁材ごとの張り替えが必要になるケースもあります。
「すぐには動けないから、少し落ち着いてから連絡しよう」とためらっているあいだに、必要な作業が増えてしまうことも多いため、特殊清掃が必要と感じた時点で、早めにお見積もりをお取りいただくことをおすすめします。
ごみ屋敷状態になっている
残置物の量が非常に多い場合、清掃の前にまず「搬出」に多くの人員・時間・処分費がかかります。大型の家具・家電が大量に残っている現場では、それだけで見積金額が大きくなりやすい傾向です。
また、ごみ屋敷では害虫が大量発生していることも多く、駆除作業・害虫の死骸を含む清掃・徹底的な消臭までが一連の工程として必要です。ごみ屋敷の片付け全体の流れは、ゴミ屋敷とは?放置リスク・片付け方・業者依頼の流れでもくわしく整理しています。
立地・搬出経路の条件
マンションの高層階でエレベーターが使えない、通路が狭く大型家具を降ろせない、近隣にトラックを停められるスペースがない——こうした条件があると、通常より多くの人員・台車や養生・駐車場料金などが必要になり、その分ご費用にも反映されます。
立地・構造の条件は、ご相談時にお伝えいただければ見積書にきちんと反映できますので、気になる点は最初のお問い合わせの段階で共有していただけるとスムーズです。
特殊清掃の費用を抑えるためにできること
必要な作業を削ってまで費用を下げることはおすすめできませんが、条件を整えることでご費用を抑えられる可能性があります。ご依頼者さま側で意識いただきやすいポイントは、次の3つです。
費用を抑えるために意識したい3点
- 早めにご相談・お見積もりを依頼する
- 複数社で相見積もりを取る
- 必要な作業をまとめて同じ業者に依頼する
早めにご相談・お見積もりを依頼する
臭い・汚れは時間の経過とともに落としにくくなり、遺品として買取可能だったお品物も、放置期間が長くなると査定額がつかなくなります。結果として、「必要な作業が増える」「買取で差し引ける金額が減る」という2方向から費用が上振れしていきます。
発見が遅れてしまった場合でも、「まずは状況を見てもらうだけ」というお声がけから動き始めていただくのがおすすめです。
複数社で相見積もりを取る
初めてのご依頼ではとくに、2〜3社で相見積もりを取ってから判断することをおすすめします。1社だけを見ていると、提示された金額が相場から大きく離れていても気づきにくく、不要な工事まで含まれている見積書にそのままご契約してしまうリスクがあります。
金額の安さだけで選ぶのではなく、「どの作業が含まれているか」「必要な作業が抜け落ちていないか」を、同じ基準で見比べていただくのが相見積もりの目的です。
必要な作業をまとめて同じ業者に依頼する
特殊清掃では、遺品整理・不用品回収・原状回復・ハウスクリーニングなどを合わせて必要とするケースが多くあります。これらを別々の業者に分けて依頼すると、窓口が増え、日程・費用ともに負担が大きくなります。
同じ業者に一連の作業をまとめて依頼できると、見積もりが1回で済み、重複する準備・片付け作業も1度分で済むため、全体費用を抑えやすくなります。「どこまで対応できるのか」を、最初のご相談段階で確認していただくのがポイントです。
相場より極端に安い業者には注意
特殊清掃では、専用の薬剤・機材・経験が必要になるため、どうしても一定の費用はかかります。相場より大幅に安い金額を提示してくる業者のなかには、必要な工程を省略していたり、追加料金で後から金額を上乗せしてくるケースもあります。
「安い」ことそのものが悪いわけではありませんが、なぜその金額で可能なのか、見積書にどの作業まで含まれているかを、必ずご確認ください。納得できる説明がない場合は、ほかの業者にも一度相談してみていただくのが安全です。
特殊清掃業者を選ぶときのポイント
金額だけでは判断が難しい特殊清掃では、次の4つのポイントもあわせて確認していただくと、ご納得のいくご依頼につながりやすくなります。
業者を選ぶときにチェックしたい4点
- ヒアリング・見積もりの対応が丁寧か
- 問い合わせへのレスポンスが早いか
- 特殊清掃以外の関連作業(遺品整理・原状回復など)にも対応できるか
- 見積金額に対して納得の行く説明があるか
ヒアリング・見積もりの対応が丁寧か
最初のお問い合わせ・お見積もりの段階で、状況をきちんと聞いてくれるか、こちらの不安に丁寧に向き合ってくれるかを見ていただくと、その後の作業に対する姿勢もおおよそ見えてきます。特殊清掃は、お部屋の状態だけでなくご家族のお気持ちにも関わる作業のため、淡々と機械的に進められる業者よりも、一言ひとことを大切にしてくれる業者を選んでいただくのがおすすめです。
問い合わせへのレスポンスが早いか
特殊清掃は時間との勝負という面もあります。問い合わせへの返信・見積もりの提出・日程調整のレスポンスが早い業者は、それだけで安心感があります。
もちろん各社に営業時間はありますが、「営業時間内であれば当日中に一次返信がある」ことは、信頼できる業者の目安のひとつです。
関連作業にもワンストップで対応できるか
特殊清掃だけでなく、遺品整理・ごみ屋敷片付け・原状回復・買取にも対応できる業者であれば、窓口ひとつで一連の作業を進められます。別々に依頼するよりも、日程調整・費用の両面で負担が軽くなります。
特殊清掃そのものの基本知識については、特殊清掃とは?作業内容・依頼すべきケースでも整理しています。あわせてご確認いただくと、ご依頼の全体像がつかみやすくなります。
見積金額に対して納得の行く説明があるか
金額そのものより重要なのが、「なぜその金額になるのか」の説明です。項目ごとに根拠のある説明ができる業者は信頼度が高く、逆に「一式でこの金額です」としか説明できない業者には注意が必要です。
説明に違和感がある場合は、無理に契約せず、別の業者にも相談してみてください。
アイワクリーンでの対応内容について
岐阜・愛知エリアでのワンストップ対応
- 特殊清掃(孤独死現場・におい対策・オゾン脱臭)
- 遺品整理・家財整理の仕分けから搬出・処分まで
- ごみ屋敷・もの屋敷の片付け
- 賃貸物件の原状回復/売却前の空き家片付け
- 使えるお品物の買取(清掃と同時にお見積もり)
- 仏壇・位牌・人形などの供養のご相談
アイワクリーンは岐阜県可児市に拠点を置き、岐阜県全域と愛知県北西部を主な対応エリアとしてご相談を承っております。特殊清掃に加え、遺品整理・ごみ屋敷片付け・原状回復・買取までワンストップでお受けできますので、「どこに相談すればよいか分からない」という状態からでも、まずはお気軽にご連絡ください。
ご相談前のチェックリスト
お問い合わせ前にご確認いただけるとスムーズです
- 対象のお部屋・お家の種別(戸建て/マンション/アパート/賃貸)と間取り
- ご相談内容(特殊清掃/遺品整理/ごみ屋敷/原状回復/組み合わせ)
- 発見からの経過期間・お部屋の状態の概要
- お急ぎの事情(退去日・引き渡し日・ご法要の日程など)
- お立会いの可否(ご遠方のご家族の場合は立会いなしも可)
- 残したい物・買取をご希望のもの
お写真を数枚LINEで送っていただけるだけでも、より具体的なご費用感をお伝えできる場合があります。
分からない点はヒアリング時に一緒に確認させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
特殊清掃の費用は、お部屋の間取り・状態・必要な作業の組み合わせで大きく変わるため、一律の「相場」というものはありません。一般的な目安を頭に入れておきながら、正確な金額はかならず現地見積もりで確認していただくことが、ご納得感のあるご依頼につながります。
相場より極端に安い業者には注意し、金額と合わせて「対応の丁寧さ」「レスポンスの早さ」「ワンストップ対応の可否」「見積金額の説明」までを確認して選んでいただくと、後悔のないご依頼がしやすくなります。
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「いくらかかるか分からず不安」「何から手をつけていいか分からない」「お急ぎで見積もりが欲しい」——そんな段階でもご相談いただけます。
お部屋のお写真をLINEで数枚送っていただくだけで、おおよそのご費用感をお伝えできることもあります。条件によっては個別にご案内が必要な場合もありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
私たちは、最初のお電話・LINEで「まずは状況を教えてください」と伺うところから始めるようにしています。お部屋を見ていただいてから正確な金額はお出ししますが、その前の段階で「おおよその幅」をお伝えできるだけでも、ご家族の不安は少し軽くなるはずです。
お急ぎの場合も、条件によっては当日・翌日のご対応が可能なこともあります。一人で抱え込まず、まずはお声がけください。