遺品整理で後悔しないために!捨ててはいけないものとその保護方法
大切な人を亡くし、遺品整理を行う際、何を残し、何を手放すべきか迷うことは少なくありません。
故人の思い出が詰まった品々を前に、すべてを処分してしまいたい衝動に駆られることもあるでしょう。
しかし、後悔やトラブルを防ぐためにも、一呼吸置いて慎重に判断することが大切です。
本記事では、遺品整理で絶対に捨ててはいけないものと、それらを守るための具体的な方法について解説します。
□遺品整理で捨ててはいけないもの
遺品整理を進める中で、すぐに捨ててはいけないものがいくつか出てくるはずです。
それらは故人の財産や思い出に直結するものであり、安易に捨ててしまってはいけません。
ここでは、特に注意すべき品目を挙げていきます。
1:財産に関する書類
通帳、印鑑、有価証券、土地の権利書、保険証券など、故人の財産に関わる重要書類は必ず保管しましょう。
これらは相続手続きに不可欠であり、紛失すると大きな損害につながりかねません。
書類の種類ごとにファイリングし、管理を徹底することが求められます。
2:デジタルデバイスとデータ
スマートフォン、パソコン、外付けハードディスクなどのデジタル機器も、軽率に処分してはなりません。
中には故人の写真や動画、メールのやりとりといった思い出の品が眠っているかもしれません。
さらに、オンラインバンキングのログイン情報など、財産に関するデータが含まれている可能性もあります。
デジタル遺品の整理方法については、専門家のアドバイスを仰ぐのも一案です。
3:貴金属・美術品など価値の高い品
金や宝石などの貴金属、著名な画家の絵画、希少な骨董品など、金銭的価値の高いアイテムは慎重に取り扱いましょう。
売却を視野に入れるなら、専門の鑑定士に査定してもらうことをおすすめします。
一方で、故人との思い出が詰まった品であれば、家族で分け合って形見とするのも良いでしょう。
リメイクして日常的に使えるようにするのも、故人を偲ぶ素敵な方法です。
4:契約関連の書類
故人名義の賃貸借契約書、携帯電話の契約書、公共料金の支払い明細など、契約に関する書類も保管が必要です。
これらがないと、解約や名義変更の手続きが進められません。
諸々の手続きが完了するまで、最低でも1〜2年は保管しておくと安心でしょう。
以上の4点は、たとえ遺品整理に疲れていても、直ちに捨てるべきではありません。
故人を偲び、遺族の未来を守るためにも、一つひとつ丁寧に見極めていきましょう。
□遺品保護のための具体的対策
前項で挙げた、捨ててはいけない遺品を確実に守っていくには、具体的な対策が欠かせません。
ここでは、遺品保護のためのアクションプランを提案します。
1:生前から家族で話し合う
遺品整理を円滑に進めるには、生前から故人と家族とで、遺品の取り扱いについて話し合っておくことが理想的です。
どのようなものを残し、どのように処分するのか、本人の意向を確認しておけば、もめ事を防げるはずです。
可能であれば、エンディングノートを作成してもらうのも良い方法です。
2:故人の遺言を尊重する
故人が残した遺言状がある場合は、その内容に従って遺品整理を進めましょう。
法的拘束力のある遺言は、たとえ遺族の意向と異なっていても、守らなければなりません。
むやみに反発せず、故人の意思を汲み取る姿勢が何より大切です。
3:判断に迷う品は一時保留する
遺品の取捨選択に迷った際は、保留することを推奨します。
性急に処分してしまうと、取り返しのつかない事態を招きかねません。
判断に迷う品は一旦別の場所に保管し、改めて家族で話し合って結論を出すようにしましょう。
4:思い出の写真はデジタル化する
遺品整理で出てきた写真の山を前に、途方に暮れる人は少なくありません。
□まとめ
本記事では、遺品整理で絶対に捨ててはいけないものと、それらを守るための具体的な方法について解説しました。
何か質問等ありましたら、いつでも当社までご相談ください。
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