実家の不用品を処分しよう!方法やポイントをご紹介!
家族が長い年月を過ごしてきた家には、たくさんの思い出の品が眠っています。ベビー用品や使わなくなった趣味の道具、家族全員が暮らしていた時の日用品等、今は使わなくとも捨てがたく、そのままにしている物も多いのではないでしょうか。この記事では、実家の不用品の処分方法とそのポイントについて紹介します。
◆実家の不用品処分のメリット
スペースの確保
不用品が溢れている実家は、スペースを有効活用できません。スッキリとした空間になれば室内の移動も容易になり、高齢な親も安全に暮らせます。また、物が少ないと掃除の負担も軽減できます。
環境への配慮
まだ使える状態なのに放置している家具、家電、日用品等はリサイクルや販売に回すことで使ってくれる人の元に届けることができます。放置されれば劣化して廃棄するしか道がない物も、状態が良いうちに活用してもらうことができれば環境にも良いです。
遺族の負担軽減
親が亡くなってしまった際、遺族が不用品整理に追われることなく、遺産整理や家の片付けをスムーズに行うことができます。
◆不用品処分の事前準備
不用品の処分は手間と時間のかかる作業です。事前に計画を立てスムーズに進めましょう。
家族との話し合い
不用品処分を始める前に、家族全員で話し合い、具体的な目標と参加するメンバーを決めましょう。特に大きな家具家電を処分する場合は、事前の準備や人手が必要となるため、実際に暮らす親も交えて何を処分するのかを決めましょう。
日程調整と計画
処分品の内容や目標が定まったら、必要な時間を踏まえて日程調整をしましょう。どの日に誰が何を担当するかを決めておくことで、スムーズに準備や作業を進める事が出来ます。
掃除用品等の事前準備
掃除用品やゴミ袋、ダンボールなど必要になるものを用意しておきましょう。大きなものを運び出す予定があれば、搬入先との調整や、軽トラックなどの準備も必要です。当日になり片付けに必要なものが足りないと作業が滞ってしまいます。
◆不用品の選別方法とコツ
選別作業の効率化
- 一時置き場の作成: 作業を進めていくと、処分するか否か悩む物も多く出てくると思います。悩み始めると他の作業が進まなくなってしまいます。判断に迷うものは一時置き場を作成し、他の作業が終わった後に改めて考えましょう。家族に相談するのもいいですね。
- 基準の作成: 必要なものか不要なものかを判断する基準をあらかじめ作成しておくことでスムーズに作業を進める事ができます。例えば2年以上着ていない服は処分するなど具体的に基準を決めておきましょう。
思い出の品の処分
- 家族との相談: 家族旅行で買ったお土産や、子どもが小さい頃の記録など、特に親にとっては思い入れのある品も多くあります。処分するか否かを勝手に判断せず、思い出の品は家族と相談してどうするか決めましょう。
- 写真の活用: 記念の品やお気に入りの物など感情的価値が高いものは処分するか悩む場合も多いでしょう。実用性が低い品の場合は、写真を撮って思い出に残すことを手段の一つとして検討しましょう。
家族の協力
一人で作業せず、家族で協力して効率的に進めましょう。ただし、高齢な親が無理な作業をして怪我をしないように注意が必要です。
◆不用品の処分方法
不用品処分は捨てる以外にも様々な方法があります。ここでは、いくつかの方法を紹介します。
廃棄
壊れたものや使えないものは、適切な方法で廃棄しましょう。自治体ごとの分別方法や回収日のルールに従いましょう。ごみが多い、粗大ごみがあるといった場合は廃棄物処理場への持ち込みも検討しましょう。
リサイクル
テレビや冷蔵庫など一部の家電は、家電リサイクル法の対象品目です。これらの品は回収後、有用な部品や材料をリサイクルし、資源の有効活用を行います。家電によって金額や持ち込み場所が異なるため確認しましょう。また、自治体によって品目が変わる小型家電リサイクル法もあるため、こちらも対象か確認が必要です。
寄付
不用品がまだ使える状態であれば、寄付も検討しましょう。地域の寄付団体やチャリティショップに連絡を取りましょう。引き取ってもらう際はルールをしっかり確認してから引き渡すように気を付けてください。
販売
- リサイクルショップ: まだ使える不用品が多くある場合は、リサイクルショップへの持ち込みもおすすめです。店によって取り扱いの品は異なりますが、幅広いジャンルのものをまとめて査定してくれる場合が多いです。
- フリマアプリの活用: 販売や発送の手間はかかりますが、オンラインのフリーマーケットサービス(メルカリ、ヤフーオークション等)を活用することもおすすめです。オンライン上で多くの人に見てもらえるため、探していた人に届けることができるかもしれません。
- フリーマーケットやバザー: 地域のフリーマーケットやバザーに参加して、不用品を販売することもできます。大切な思い出の品が、どんな人に買われていったのかを見届ける事が可能です。
◆不用品整理専門業者の活用
不要品の処分には時間も人手も必要です。家族の時間が取れない、体力的に厳しいなどの理由で後回しになっている人も多いのではないでしょうか。そのような場合は専門業者の活用も検討しましょう。
業者に依頼するメリット
- 専門知識と経験: 不用品整理業者は、不用品の選別や処分に関する豊富な専門知識と経験を持っています。適切な方法で処分を行ってくれるため、安心です。
- 時間と労力の節約:不用品を整理するのは時間と労力がかかります。業者に依頼することで、家族の負担を軽減できます。
業者の選び方
- 評判の調査: インターネットを活用し、検討する業者の評判を調べましょう。大切な家の片付けです。評判が良く信頼性できる業者を選ぶことが大切です。
- 見積もり: 複数の業者に見積もりを依頼し、料金やサービス内容、印象を比較し、一番条件の良いところを選びましょう。
業者を使用する際の注意点
- プライバシーの確保: 見られたら困るものがある場合は、事前に別の場所に移動させておきましょう。貴重品やパスワードのメモなどにも注意が必要です。
- 追加費用の確認: 予想外の費用を避けるために、追加の費用が発生するか事前に確認しておきましょう。当初見積もりより最終支払いが高くなってしまうということも起こります。
- 希望内容に合っているか: 対応内容が希望に沿うものかしっかり確認しましょう。サービスの対象外のものがある場合、別の業者に頼む必要があるなど二度手間になってしまう可能性があります。
◆まとめ:実家の不用品処分を通じて得られるもの
心の整理
不用品の整理は、物理的な整理だけでなく、心の整理にもつながります。思い出を振り返りつつしっかり整理しましょう。綺麗になった家での親の生活は、家族みんな安心でき、心にも余裕が生まれることでしょう。
家族の絆を深める共同作業
家族が協力して作業を進めることで、絆が深まります。みんなで過ごした家に眠る大切な品々を一緒に選別する作業は、手間こそかかりますが新たな思い出の一つとなります。
環境に配慮した社会貢献
放置されている不用品を、使ってくれる人のところへ届ける事は、環境にも良いです。大切な思い出の品も失われることなく、また誰かに大切にしてもらえるでしょう。
実家の不用品を処分することで、親が暮らしやすい環境を整え、すっきりとした気持ちで生活しましょう。
前の記事へ
« 実家の片付けはもう迷わない – コツと始める理由