【悪徳業者に要注意】特殊清掃で遺族が悲しむ心につけこまれない方法
需要の拡大に伴い年々増加している特殊清掃業者ですが、なかには悪徳業者も存在します。悲しみに包まれる中悪徳業者にあたってしまっては、故人との思い出をゆっくり思い返すことができず大変残念です。この記事では、遺族が弱った心につけ込まれないために悪徳業者を見抜く方法などを解説します。
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特殊清掃の悪徳業者の特徴
特殊清掃の悪徳業者には、以下のような特徴があります。
- 無許可で営業している
- 強引に営業してくる
- 清掃作業が不十分
- 不当に料金が高い
- 遺品を持ち去る
- 処分した遺品を不法投棄する
それぞれ詳しく解説します。
無許可で営業している
無許可で営業している業者もいます。例えば、特殊清掃の作業で故人の不用品を処分場に持ち込むには、一般廃棄物許可が必要です。
強引に営業してくる
悪徳業者は強引に営業してくることが多いでしょう。しつこく営業の電話をかけてきたり、「今契約すれば安くなる」などと契約を急かしてくる業者には注意しましょう。
清掃作業が不十分
清掃作業を十分に行っていない業者も存在します。特殊清掃は、大変手間のかかる作業であり雑な作業で通用するような仕事ではありません。そのため、品質の悪い作業をする業者は、悪徳業者と言っていいでしょう。
不当に料金が高い
悪徳業者は相場よりも不当に料金を請求してくるケースが多いでしょう。見積もりの段階では安い金額を提示し、追加料金という名目で料金を加算する場合もあります。
遺品を持ち去る
悪徳業者は金目のあるブランド品や貴金属などを持ち去ることもあります。依頼者が見ていないのをいいことに、金銭的価値のあるものを無断で持ち去るのです。
処分した遺品を不法投棄する
本来ならば回収費用やリサイクル料金がかかる遺品を、不法投棄する業者もいます。捨てられた遺品から個人情報が判明すると、持ち主である故人の遺族が警察の取り調べを受けることもあります。
特殊清掃の悪徳業者を見抜く方法は?
特殊清掃の悪徳業者を見抜くために以下の5つのポイントをチェックしましょう。
- 重要な資格を保有している
- 作業料金を公開している
- 信頼できる実績があるか
- 口コミなど評判を確認する
- 複数の業者から比較する
それぞれ詳しく解説します。
重要な資格を保有している
重要な資格を保有しているか確認しましょう。自社で不用品を処分したりリフォームをする場合は、一般廃棄物収集運搬業許可や解体業許可などが必要です。ただし、許可を得ている業者に委託するケースもあるため、保有していないこともあります。
作業料金を公開している
優良業者の多くは、料金をホームページなどに掲載しています。実際の現場の状況によって料金は変動しますが、目安がわかればおよその料金が把握できるでしょう。
信頼できる実績があるか
信頼に値する実績があるかどうかも確認しましょう。ホームページなどに実際に作業した写真や施工事例などがあれば、見ておくと良いでしょう。
口コミなど評判を確認する
実際に利用した方の口コミや評判などを確認しましょう。ただし、ホームページに記載されているものはは良い評判だけが掲載されているケースが多い傾向です。公平な意見ではないことがあるので注意し、参考までにしておきましょう。
複数の業者から比較する
1社だけで決めずに、複数の業者を比較しましょう。見積作成のために実際に訪問してもらうので、金額だけでなく、営業態度も確認することができます。ただし、何社も比較していると時間がかかってしまい、現場の状況が悪化する恐れがあるので2~3社を目安にしましょう。
特殊清掃は複数比較し信頼できる業者を選ぼう
特殊清掃には何度も依頼することがないため、一般の人からはクローズドな業界です。特殊清掃が必要になった時は、複数の業者から見積もりを取って比較し、信頼できる業者を選びましょう。